さて、2016年の仕事納めが無事滞りなく終了。
終わってみればあっという間の一年でありました。
少しだけ今年の政策と結果についてご報告させて頂きたいと思います。
売り上げ最高記録を樹立。
ありがたいことに、2016年の12月の売り上げが創業15年の歴史の中で過去最高となりました。
この背景に、ジールサロンが今年度打ち出した政策は大きく2つ。
【週休2日】【時短営業】
他店と大きく違うのは、お店ごと週休2日定休日とする事です。
つまりは月の店営業日数が21〜23日となります。
月曜と火曜を定休日とするので、曜日の配置によっては月の3分の1を定休日とする事になります。
これってかなりリスキーなのでは?
定休日となれば売り上げは当然ゼロとなる訳で。これって結構怖いですよね。
そしてこれは経営者目線の話であり、もう1つのリスクが伴う事に。
そう、雇用側。つまり働いている僕達個人の売り上げだ。
ジールサロンでは【固定給+歩合】という給与体制となっており、売り上げを出さない事には歩合がつかないのだ。
週休2日当初、このシステムに僕は困惑した。
自分の生活もかかっている為、少しでも売り上げを立てたいと思ったのだ。
なんなら僕だけでもいいから休みなしで働きたいとすら思った。
しかし、社長はこの数年先に待ち受ける結果を予測していた。
営業日数が減ったのにも関わらず、売り上げは上がった。
週休2日での最大のメリットは【気持ちの切り替え】がしやすい事だ。
5日働いたら休み。一般企業と肩を並べた瞬間だった。
5日働き、2日休む。実にちょうどいいローテーションだった。
身体も心も楽だった。
かつて休み返上で働きたいといっていた自分は何処へ・・・。
その代わり増えた休みは有効に使った。
もちろん仕事に関わる発信が主ではあったが、何より良かったのは【家族との時間】が増えた事だ。
そして更に【時短営業】を打ち出す。
営業時間を1時間短縮。
無謀かと思われたこの政策も見事に功を奏した。
営業後の夜7時には家族で外食という憧れの休日前を送る事さえできるようになった。
この記事でも触れていますが、こういった政策の根源。それは。
スタッフの為。
社長はいつもこう言う。
「簡単な事だよ。スタッフの為。誰かの為に何かをする事が全て」
誰かの為にというのはスタッフの為であったり、僕らの仕事で言えばもちろん【お客様の為】であろう。
休みが少ない。保障が少ない。収入が少ない。といった、古くから伝わる美容師の負の核に切り込んだ政策。
今まで【わかっているがしょうがない】とされてきたタブーに踏み込み、打開してきた社長。
つくば界隈では間違いなく先陣を切ってそういった政策を打ち出したのではないかと思う。
今期の会社の成長はこの2つの政策なくして達成は不可能だったかと思う。
創業15年を迎えても尚成長を続けるのは美容室経営に置いて大変すごい事だと思う。
オーナーのワンマンサロンでは15年目の最高記録は絶対に成せない功績であろう。
スタッフが育たない限りはどう考えても衰退の一途を辿るだけ。
地方であればまずは100万円プレーヤーが何人在籍しているかがポイントではないであろうか。
であればまずはスタッフ満足を高めようとした社長。
それがこういった政策であり、そして事実成果を出した。
今年最後の締めくくりとして社長はこんな言葉を残した。
お前らに恥はかかせない。
ジールサロンで働いている限り、外で恥はかかせない。
そして「困った時は必ず助けてやる」そう締めくくってくれた。
これには美容師として恥をかかせない。
具体的には収入面や待遇面において業界トップクラスであること。
僕は今の現状に大変満足しており、つくばでは自分でいうのもなんですが美容師としては稼いでいる方ではないかと思う。
たまにこうして大口を叩くのもあえての事であり、【いい会社かどうか?】ってトップではなく僕達従事者が決める事。
僕は素直に【この会社で働く誇り】を感じているし、その上で【美容師になって良かった】と心から思っている。
当然恥などかいた事などない。
何より15年間で残した功績は嘘をつかない。
銀行の借り入れ審査であったり、会社の内部留保。
こんな事まで考えてくれている。
余談ですが、今年は社長からの【お年玉】も結構な金額を頂いてしまいました。本当に感謝(ちなみにボーナスはこれと別にあります)
僕の原動力はこうした会社への恩返しなのだ。
2016年。良い年であった。
私事ですが、自己ベストも更新。
12月分のお給料は過去最高のものとなるでしょう。
お金が全てではありませんが、こうして【しっかり休んでしっかり稼ぐ】
これこそがこれからの美容師としての在り方だと思います。
地方でもそれが可能だという事。
雇われでもそれが可能だという事。
生意気ながらそのノウハウはここ数年でわかったつもりです。
まずは後輩達にも稼げる美容師になってもらえるよう、店長としてお店を引っ張っていきたいと思います。
最後になりますが、今年も一年ありがとうございました。
来年もさらなる進化を遂げて参りますので、ジールサロンにどうぞご期待下さいませ。
それでは良いお年をお迎え下さい。