先日のフィギュア、パトリックチャンの見事な逆転劇でした。
あんなに感情剥き出しに喜ぶパトリックチャンを見たのは初めてでしたね。
僕も興奮してしまいました。
さて、皆さん“フィギュアスケート“好きですか?
僕はですね、大っっっ好きなんですよ。
とってもとってもとってもとってもとってもとってもだ〜いすきなんですよ byリョウコヒロスエ
男は基本スポーツ好きなんですよ。
僕もスポーツ全般好きで、特に好きなのは【野球】【格闘技】そして・・・
フィギュアスケートなんですね。
浅田真央ちゃんや羽生結弦君らが活躍しているのがフィギュアスケートな訳なのですが。
まあ〜面白いですよ。
最高にエキサイティングです。
しかし、意外と周りのフィギュア熱は冷めていて、僕が
「ゆずのサルコウ決まった時はトリハダ立ったよ!ははは!!」
などと言おうものなら・・・
( ゚д゚)?
とまあ、こんな具合ですわ。
は、歯がゆい!!
日本人が世界で戦える競技なのに!!
若者よ!もっとフィギュア知ってくれ!!
熱くなれニッポン!!
フィギュアは知識を持って見れば100倍楽しめる!!
そんなフィギュアの楽しみ方を、誠に勝手ながら僕が素人ならではの視点から解説したいと思います。
フィギュアはショートとフリーの2部構成
「えっ⁉︎またスケートやってんの⁉︎昨日もやってたじゃん!」
そう思った方も多いのではないでしょうか。
基本フィギュアスケートは演技時間の短い【ショートプログラム】と演技時間の長い【フリープログラム】の2部構成。
この2つの得点の合計で勝敗を決めるのです。
まこれくらいは知っておいてもいいですね。
ショートとフリーは別の日に行い、男子と女子があるので、1回の大会で全ての競技を終えるのに3〜4日を要する訳ですね。
色々な“技“
大きく分けると技は3つ。
空中で回転する【ジャンプ】
地上で回転する【スピン】
そして踊るような動きの【ステップ】
この3つの技1つ1つに得点があり、難しい技ほど得点が高いという訳ですね。
しかし、フィギュアで勝敗をわけるのはとにかく【ジャンプ】です。
実は、ジャンプには【飛んでいい回数】が決まっていて、たくさん跳べばいいというものではありません。
ジャンプはそれぞれ得点が違う。
ジャンプの種類は6つ。
【トウループ、サルコウ、ループ、フリップ、ルッツ、アクセル】
こんなにあります。
これ一応簡単な順に並べました。
でも僕もスケート大好きですが、どのジャンプだったのか正直見分けがつきません。
ただ1つだけ見分けのつくジャンプがあります。
1番高難易度【アクセル】
【トリプルアクセル】 なんて聞いたことがある方も多いと思います。
トリプルアクセルは男子でも飛ぶのが難しいとされていて、点数もかなり高得点です。
他のジャンプと大きく違うのはジャンプの踏切の際に【前向き】である事です。
よくみてみるとほとんどのジャンプは【後ろ向き】で踏み切っているのがわかります。
スイーっと。
シュッッ!
スタッ!
やってみるとわかりますが、体をひねりやすく回転しやすい事がわかります。
これに対し、アクセルは前向きに踏み切る
グッ!
スタッ!
どうでしょう?
これがわかるだけでも、フィギュアが10倍楽しめますよ。
ちなみにショートもフリーも必ず【アクセル】を1回は跳ばないといけないので。
回転数によって点数が大きく変わりますが、基本2回転か3回転(アクセルの場合は実質プラス半回転してます)
2回転のダブルアクセルは割と誰でも飛べるのですが、“トリプルアクセル“はかなり激ムズのジャンプでして。
現在日本人女子で跳べるのは真央ちゃんだけなのです!
これがとにかく凄い事なんですよ!
女子でトリプルアクセルを跳んだのは今まででたったの【6人】(うち日本人3人)
そして、1大会でショートとフリーで計3回のトリプルアクセルを成功させた唯一の人なのです!
凄い!!
真央ちゃんの最近の不調がささやかれていますが・・・
僕はこれだけは言いたい。
真央ちゃんはトリプルアクセルを跳ばなけりゃ勝てた試合がたくさんあるんですよ(失敗するとかなり減点食らうので)
でもあえて跳ぶんですね。
無難な演技構成でまとめれば充分勝てる試合なんですが、跳ぶんですね。
その姿勢がとにかくカッコいい。
勝ち負けが全てじゃなく、自分に勝つ為にやるんですよ。
“世代交代“なんて言われてますが、まだまだ真央ちゃんの後継者は僕的には現れませんね。
今回は宮原さんが四大陸優勝しましたが、やっぱりまだ真央ちゃん越えはできてないように思います。
ちなみに現在、日本人女子の歴代最高記録は真央ちゃんのもつ記録です。
(世界最高得点はキムヨナがもってます)
今度3月末に【世界選手権】という、競馬でいえば凱旋門みたいな試合があるのですが、真央ちゃんもそれに日本代表で出場します。
おそらくですが、トリプルアクセルを跳ぶはずなので、ぜひ注目してみてください。
男子にも触れておきますが“ゆず“は本当にスゴイ。
“ゆず“とは羽生結弦君のことです。
僕レベルになると呼んじゃいますよね。
知らない方の為に、ゆずの凄さを簡単に説明させて頂きます。
歴代最高記録を叩き出した!!
2015グランプリファイナルにて、歴代最高記録となる“330.43“という驚異的な数字!!
この数字の凄さたるや・・・
はんっっぱじゃない数字です。
非の打ち所のない演技でしたので。
僕は泣きましたね。
もう号泣しました。
あの点数が発表された瞬間涙腺崩壊でしたよ。
男子の点数の鍵を握るのは“4回転“
ただでさえ跳ぶのが難しい4回転。
ここ最近ゆずがメキメキと頭角を現したのはこの4回転が確実に跳べるようになってからです。
プラス、ゆずの最大の武器は“演技力“
技の基礎点の他に【加点】というものがあります。
着氷の美しさとかスピンの精度とか細かい加点がつくんですね。
これが異常に高いのがゆずスタイル。
要は“見てて優雅で美しい“
全ての演技が川の流れのように美しく流れていくんですね。
あれはゆずにしかできない滑りなんですよ。
みていてほんとに惚れ惚れします。
現在の歴代最高記録は2位に30点近く差がついてます。これもう超えらんないのでは?
ゆずは今後語り継がれるであろう正真正銘の“レジェンド“
他の選手と見比べればその差は歴然。
素人目でも「うわっ、なんか違う・・・」というのはわかるかと。
そして、もう1つ注目して欲しいのは演技ラストに見せる“ドヤ顔“
もうこれはファンの間では有名な話ですが・・・。
ま、最後のキメ顔。注目してみてください。
そして着々と育つ若い芽
女子は真央ちゃんを追いかける、村上、宮原、本郷といった若い世代が。
男子は未だゆず、無良のベテラン勢を追いかける形で、成長著しい宇野が今後のフィギュア界を担うことでしょう。
フィギュアは日本が“勝てる“スポーツ。
みなきゃ損損!
ある程度ルールを知ってみるとめちゃくちゃ面白いフィギュア。
日本勢超つよいですから。
次回は【世界選手権】3月末です。
これは国の代表達が集う、言わば本当の世界一を決める大会なので。
1つの国から2〜3人しか出る枠がないので、激戦を勝ち抜いた猛者だけが出られる大会です。
真央ちゃんもゆずもでますので。
お時間あればぜひみてくださいね。
簡単に書く予定がついつい熱くなり、結構な長文に・・・
なんたるボリューム。
かいてるうちにヒートアップしてしまいました。
いやいや、好きな事を語る時間はあっという間ですね。
もっと皇帝プルシェンコや、高橋大輔、安藤美姫、織田信成、キムヨナあたりにも触れいきたいところですがこの辺で。
また会える日(あるのか?)を楽しみにしております。