おはようございます。
突然ですが、皆さんご出身はどちらでしょうか?
僕は生まれこそ茨城ではないものの、育ちはガッツリ茨城でして。
長年住んでおりますと、悲しいかな【方言】というものが勝手に身についてしまいまして。
基本的に茨城の方言といえば語尾に「だっぺ」をつけるというイメージが強いのではないかと。
いやまさにその通りでして、だっぺを基本形に「だべ」「だへ」と語尾に特徴的な方言が絡んでるのです。
もう一つ茨城弁の特徴として【怒っているような話し方】という意見があり、つくばに引っ越してきて市役所、あとよく言われるのが自動車教習所あたり行くと、ネイティブな茨城弁おじさんが多数生息しており、ふつうに話しているだけなのに【怒られた】と感じる人が多いようです。
しかしながら、敬語を使う場面においては茨城弁が出ることは実はありませんでして。
そうするとお客様や目上の方とお話する際に僕が茨城弁を使うことは基本的にないので、僕の事を都会育ちのシティボーイだと思っている方も多いと思うのですが。
後輩、友達、子供と話す際はガッツリ茨城弁が出ます。
「いやどうも」という謎の方言
茨城弁の中でも、特に奇抜な方言で【いやどうも】という方言が存在します。
「いやどうも」普通に推測するに何となく「いや〜、どうもありがとう」的なニュアンスで捉える方が多いと思うのですが、全く違います。
というか、いやどうもに関しては意味の説明がとっても難しく、まあ一言で言うならば【超オールマイティ】な言葉である事が言えるかと思います。
特に「いやどうも」をより効果的に使う場面として挙げられるのが【想像を上回る想定外のちょっと笑える出来事が起きた際の返し】ですね。
伝わりにくいと思いますが、僕と嫁氏での会話で文面で起こすと。
・・・てな感じです。
どうです?伝わりにくいでしょう。
ただ「いやどうも」を使う上で最も重要なのは【間】である事は伝えておきたいと思います。
要は、使い方を知ったところで、「あ、ここでいやどうもだ!」と思ってからいやどうもを発してところでもう既に後の祭りだと言う事です。
相手が話した後に遅くとも0.5秒以内にいやどうもで返さないとその効果を発揮できず、エセ茨城県民である事が見抜かれてしまいます。
息を吐くように自然に「いやどうも」が出るまでには相当な鍛錬が必要になるかと思います。
しかもいやどうもは使えば使うほど、より角がとれナチュラルな「いやどうも」となり、ベテランの域に達すると「ぃやっどっ」と聞こえる程洗練されたものになっていくのです。
そんな奇抜方言「いやどうも」を・・・
さて、本題です。
そんなネイティブ茨城県民しか使わないであろういやどうも。
先日衝撃的な出来事が。
家にいるときに息子氏がおもちゃを片付けなかったんですよね。
片付けないまま寝ようとしたので。
といった所。
へ?
なんと息子氏の口から「いやどうも」が。
使い方は完全に間違っていますが、なんと5歳児の口からいやどうもが。
なぜ息子氏にいやどうもを知っているのか聞くと。
と。まあそうだよね。
いやいや、子供ってよく親の言葉聞いてるんですね。
びびりました。
まあでもうちの子なんて言ってみればまさにネイティブな茨城県民な訳で。
それも両親、祖父母までもです。
茨城弁を使うのは至極当然ですね。
特に矯正するつもりもありませんし、むしろ茨城弁に誇りを持って育って欲しいですね。
茨城県民でない皆さんも、色んなところに落ちている「いやどうも」探してみてください。
それではまた。
いやどうも。