美容師になってそこそこ経ちます。藤田です。
これまで幾度となく【バッサリ切る】機会に直面して参りました。
バッサリ・・・定義こそ難しいですが、いわゆる【ロング】から【ショート】にスタイルチェンジすれば、「バッサリいった」といっていいかと。
バッサリいく際に、お客様によく言われるワードがあるのですが、
「切るの大変ですよね〜。すいません！」
おそらくなのですが【切る量が多くなる】＝【大変】という事だと思うのですが。
全くモウマンタイです。
若手スタイリストにありがちな事なんですが、ロングからバッサリいく時に恐ろしく時間がかかってるんですよね。
答えは簡単。
【切り直しが多い】これしかありません。
よく考えてみてください。
どんなにロングであろうとも、全人類頭の大きさはさほど変わりありません。
バッサリ切るという事は、全体１センチを切るのが、全体３０センチなっただけであって、ハサミを入れる回数は変わらないんですね。
なので、特に大変という事もなく、切り直しさえしなければ普段と時間も変わらないと言うわけです。
僕の場合【MAX20分】といったところでしょうか。
３０センチともなるとこんな感じですね。
ただ、やはりゴールの見えにくい【バッサリカッ】頭の中で完成形が明確でないとおそらく何度も切り直ししたくなる気持ちは大いにわかります。
かくいう僕も昔はそうでしたから。
そこはトレーニングでカバーするしか他なりませんが。
僕が懸念しているのは、
こういった【美容師側の技量不足】により、【お客様が気を使ってしまう】ような事例は意外に数多く存在し、ヤフー知恵袋においては「美容室でこんな〇〇なことがあったのですがわたし間違ってますか？」といった【心に秘めたガチ相談】が交わされているという事も。
たまに見るんですがひどいものです。
なかにはこんな美容師ほんとにいるんだと同業者として目を疑うような素行が行われている事も。
どんなにバッサリ切ろうと、美容師側に確固たる自信さえあれば特に時間もかかりませんし、むしろイメチェンなんて気分変わるし最高じゃないですか！
ただ、僕も“間違いなく似合う“確証なしには切らないので、思っているスタイルより多少長めに切ったり、時にはそれより短く切る事もありますが。
やはり短くなる事で出てくる“クセ“や“広がり“などございますので。
そこはプロの判断に任せて頂ければと思います。
ダァーーー！！！！
ッッシャー！！
1番気になるのは周囲の反応かと思いますが。
先日携帯を眺めていたら一通のLINEが。
・・・。
（掲載許可済み）
ひぁぁーーー！！！！
美容師が1番嬉しいやーーつ！！
思わず顔がほころぶ。
僕は【無理なイメチェン】は推奨しておらず、別に““変えたくないなら変えない方がいい“と思っていて。
今が似合っているのであれば、無理して“少し印象を変える“事はしなくてもいいと思ってます。
しかし、もし心から【変えたい】とか【変わりたい】そう思っているのであれば、全力でサポートもしますし、お似合いのスタイルも本気で考えますけどね。
【失恋して髪切る】なんて漫画の世界だけの話かと思っていましたが、美容師になって、これには深い意味があると感じました。
髪がキマれば、やっぱり心躍るんですよ！
気分アゲアゲ↑にもなるし、周囲にも褒められたら悪い気はしませんよ！
漫画の中であれば、間違いなく彼氏できるルート確定ですから。
長々と書いてきましたが、これが言いたかった。
美容師は魔法使い。
いい大人がふざけた事言いますがマジですよ。ははは。
髪ってすごいですよ。
とんでもない力があるんですよ。
うちの経営理念にこう記されています。
【髪を通じてお客様を幸せにする】
まさにそういうことです。
髪には人を幸せにする力がある。
そんな【いい仕事美容師】
また今日もハサミを武器に“幸せへの道標“作っていきたいと思います。
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