我がジールサロンの伝統なのですが。
“サプライズ!“
そうサプライズッ!
誕生日をサプライズ的に祝う伝統があります。
「あれ?今日誕生日なんだけどおめでとうとかないな〜。しゅん・・・」
的な空気からの
おめでとう〜!サプライズ!ドヤァァ!!
これはもう涙ものです。
これまでに数々の名場面を生んできた訳なのですが(考える方も大変なのだ・・・)
えっとー。
もうお店の方も14年目に突入しまして・・・
あまりおっきな声で言えないのですが。
ばれてる?
そう、空気で分かってしまうのです。
もうサプライズとはいえ、長いスタッフはジールサロンで10回くらい誕生日を迎えている訳なので。
そして今回、我が社のフェルメールこと“小野“へのサプライズバースデープレゼントを渡すミッションを決行。
彼女も例外ではなく、長いこと勤めているスタッフであり、当然1年目からサプライズを経験しているいわば“サプライズのプロ“であります。
果たしてばれずに渡せるのか?
極秘ミッションが始まります。
向かった先は新製品が安い【ケーズデンキ】
ここに来る前にも事前に、
僕「お、おい。ほしいもんとかあ、あんのか?」
さりげなーーく聞く僕。
小野「えっ?あ〜。」
小野「特にないです。」
ちーん。ここでめげてはいけません。
僕「あの〜、そうだ!よく音楽聴くじゃん!いいイヤホンとかどうよ⁉︎いいイヤホンで聴く音はいいぞ〜。」
小野「そっすね〜。」
僕「いや、特になんだって訳じゃないんだけど見に行こう。ケーズデンキにいいイヤホン見に行こう!ほれほれ!」
と、完璧に誘導。恐らくばれてはおりませんね。
カモフラージュ要員でボーイを連行。
おもむろに視聴。
周りの音を完全に遮断。
“僕だけのリサイタル“といった感じです。
その中から珠玉の逸品をチョイス。
が、しかし。
微妙にプレゼント代が足りない。
スタッフ全員で少しずつお金を出すのですが、1500円ほど足りない。
そこで値引き交渉開始。
あの〜。カクカクシカジカ・・・
1分後。
無事購入。
まだプレゼントという事は内緒です。
ここで渡すのもなんなので、場所を移動。
腹も減っていたので近くの居酒屋へ。
(名前はスルーしてね)
切り出すタイミングを見計らう俺氏。
僕も筋金入りの“サプライザー“
いかにドラマティックにプレゼントを渡すかに全てを捧げてきた男。
つまらないヘマは許されないっ!
そして時はキタ!
僕「お、おい。小野よ・・・」
誕生日おめでとぉぉ!サプラーイズッ!!(ドヤァァ!!)
小野「ありがとうございます。」
・・・。
(・・・うすい(反応が))
僕「お、お前まさか・・・気づいてたのか・・・」
小野「えっ?サプライズだったんですか?」
こうして【サプライザー俺氏】のミッションは終了したのでした。
というかもうサプライズは難しい(笑)
ほしいものもらえた方がいいですからね。
茶番はさておき、その後モデルを終えた中島も呼んでみんなで飯。
うちの社風でもあると思うのですが、とにかく【話す】ことでのコミュニケーション。
それは代々、僕が先輩から受け継いだイズムでもあるし、今後もこの後輩達にも繋げてほしい大事な文化。
特に社長の宮本さんは昔っから“同じ釜の飯を食う精神“を貫いており、少なくとも僕はその姿を「カッコいい」と思っています。
聞こえは古いかもだけど、 “兄貴“ “親方“ といった存在はできる組織には必要不可欠。
僕がそう呼べる先輩は実際存在したし、リスペクトしてるし、そうなりたいと思ってる。
それには【一緒に飯を食う】そして【話す】というシンプルな方法が1番なのかと思っています。
僕は今までそうしてもらって嬉しかったし、がんばろうと思えたから。
それは憧れた先輩の真似事で、僕の自己満かもしれないけど、少しでも「ここにいてよかった」と思ってもらえたら本望。
お金と時間はかかるけど、それ以上に得るものがあるから。
久々にみんなで飯食えて楽しかったな。
また来週も頑張りましょう。
そして、小野。
いい音聴けよ・・・
また呑みましょう。